「富岡鉄斎」(とみおかてっさい)

 日本画家。鉄斎は文人の理想である古今の典籍にしたしみ、日本全国を歩いて自然を写すことを精力的に実行し、やがてそれらを消化して、高い意味内容を含んだ味わい深い画面をつくりあげることに成功した。やがて仙境図と呼ばれる独特の世界を現出する。